モルタル造形とは
モルタル造形について、厚生労働省認定1級塗装技能士がわかりやすく解説いたします。
セメントを特殊な配合で練り上げモルタルとして厚塗り後、彫刻の様な作業(カービング)で形や模様を造って行きます。
塗り付け彫刻作業が乾燥後、特殊な塗料でエイジング塗装を施しよりリアルに仕上げます。
イメージしやすいのが、某テーマパークの建物や壁など。モルタル造形の技術を多く取り入れて仕上げられていることが多いです。
モルタル造形では、偽レンガや擬木擬石、イタリア漆喰やレリーフや土壁等、発想次第で様々な可能性があります!
モルタル造形のメリット
例えば枕木等は腐食や白蟻等防ぐには手間がかかりますが、モルタル造形なら腐る事は無く白蟻被害の心配もありません。
使用するモルタルは耐火性にも優れているので、建築の基準で木を使えない箇所や薪ストーブを設置する床や壁にも使用する事が可能です。
ヨーロッパの築100年以上の石積みの建物やお城など、地震大国の日本では耐震性の問題から実現が難しい事でも、モルタル造形を用いることでヨーロッパのお洒落な石積みの建物やお城などを表現することが可能です。
某テーマパークでモルタル造形を使って海外の街並みを表現している事は日本の風土でいかに安全に表現するか考えられた結果ですね。
壁にモルタルを塗り付けて表現する為本物の石や岩を積むよりも狭いスペースで表現が出来る為広さを有効活用出来ます。
それぞれがオーダーでお客様としっかり打ち合わせをさせて頂き手作りで造って行くので変則的な形や奇抜なデザイン、逆にリアルを追求したデザイン何でも可能です。
下地について
モルタル造形の下地とは?
モルタル造形は、モルタルを厚塗りして凹凸を出し、エイジング塗装でさらに更にリアルに仕上げていくものが一般的です。
その為モルタルを厚塗りしても、その重量に耐えれる構造の下地が必要になっていきます。
株式会社エニシでは、下地から施工する場合も下地は他社に施工して頂く場合も、しっかりと打ち合わせをさせて頂かない事には施工を行いません。
下地の構造がしっかりしていれば次は密着性。ここがしっかりしていないと剥がれ落ちてきます。
密着性もクリア出来れば次は防水性。外壁や屋根等雨がかかる場所へモルタル造形を使用したい場合には、とても大切になってきます。ここもしっかり施工しないと雨が浸透して下地を痛めやがて崩れて落ちます。
更にはクラック等の割れが入らないように全体の強度の計算を行っていきます。
全ての工程が大切ですが、下地は特に大切なポイントです。
株式会社エニシでは、お客様に120%以上のご満足いただける施工を行うため妥協は一切せず、全てクリア出来なければ施工を行っておりません。
エイジング塗装について
エイジング塗装とは対象物を塗装技術で経年劣化した様に塗装をする技術です。
例
・ここの壁を100年経過した様にして欲しい。
・新品の木を古く古材を使った様にしたい。
・石に苔を付けたい。
・鉄の様に見せて錆をつけて欲しい。
など様々なことが可能です。
エイジング塗装も全て下地からしっかりこだわり施工を行っていきますので、木の場合は防腐処理をしてエイジング塗装をかけクリアやオイル等の保護剤を塗ります。
鉄を錆びた様に塗装する場合も、下地に錆止めを塗り密着性耐久性を高めてエイジング塗装で錆びさせ、保護剤を塗り完成。という工程となります。
モルタル造形に、エイジング塗装をかける場合もエイジング塗装後、シーラー塗布→クリア仕上げとなります。
使用する塗料は某テーマパーク等で使用されている塗料とまったく同じ物を使用しております。
ホームセンター等で販売されている安価な塗料でもエイジング塗装は可能ですが、発色も悪く直ぐに色褪せるのでオススメは出来ません。
その他塗装工事について
モルタル造形だけでなく、マンション、店舗、遊具、住宅・アパート、幼稚園・保育園・小学校などの塗装工事から防水工事や水道工事、エクステリア工事など幅広く承っております。
詳しくは、業務内容をご覧ください。
>業務内容
モルタル造形施工事例
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